ニュース記事を読むのも「たすくま」のリピートタスクにする

ニュースサイトの記事は、PVを稼ぐため、恐怖をかきたてるものが多いと思います。 朝、ベッドで目を覚まして、最初にスマートフォンをいじりながら、ニュースサイトに行くと、危険です。 怒りや、不安をかきたてるような記事が目に飛び込んでくるからです。一日のスタートを、そんな気分でスタートしたくないですよね。 その怒りや、不安は、すくなくとも朝、感じる必要はないことです。

朝、目覚ましのために読むのは、前日にクリップしたものにします。 私は、instapaperを使ってクリッピングしています。instapaperは、記事をローカルにダウンロードするのですが、 古いとニュースサイトから記事がなくなってしまって、ダウンロードに失敗することもあります。 ただ、昨日のクリッピングを朝読む分には、ほとんどの場合、問題は生じません。

「たすくま」を使う前は、ついつい、惰性で、朝、ニュースサイトを見て、政治関連の憎悪に満ちた記事や、芸能記事が目に飛び込み、目は覚めるものの、余計な情報で認知リソースを失うという状態でした。 たすくまで、クリッピングされたニュースを読むというリピートタスクを朝イチに設定しておき、また、ニュースサイトの巡回というリピートタスクは午後に設定しておきます。 こうしておくことで、無意識にニュースサイトを読むという、バッドパターンを避けることができます。

たすくまとNozbeを連携して使う

Nozbeは、URLスキームを用いることで、たすくまからNozbeのプロジェクトを指定して開くことができる。 この方法を用いることで、特定のプロジェクトの時間スロットをたすくまでリピートタスクの形で確保しておき、 リピートタスクのチェックリストのURLスキームから、NozbeのリストにiPhone上で遷移することができる。

<設定時の順番>

PCまたはiPhone
  • Nozbeを使ってタスクの洗い出し作業を行う。
  • 洗い出されたタスクを一つのプロジェクトに格納し並べる。
iPhone
  • Nozbeで、そのプロジェクトを開き、「シェイク」し、「URLをコピーする」を選ぶ。(図1)
  • たすくまのリピートタスクのチェックリストに項目追加し、URLをペーストする(図2)
  • たすくまのタスクでダブルタップするとチェックリストのURLスキームを選択することができる

図1 プロジェクトを開き、「シェイク」すると「URLをコピーする」を選ぶことができる。 f:id:bawbr:20200625190859j:plain

図2 たすくまのチェックリストに、URLをペーストする f:id:bawbr:20200625190907j:plain

Nozbeが提供しているURLスキームの詳細説明 https://help.nozbe.com/ja/apps/ios-app/#url_schemes

「新しい生活様式」について

「新しい生活様式」について、自分は一部肯定的、一部否定的にとらえています。

肯定できる点。まず、明文化しないことには始まらない。今までの、不要不急の外出を控える、三つの密を避ける、などといった行動変容の内容と比べて、 感染につながる飛沫や接触への防御がダイレクトに接続されているから、解釈がしやすいからです。 不要不急ではないからといって、感染するリスクがある行動をすることを許容しているのが、特にストレスだったのです。

感染しない/感染をさせないために、飛沫や接触を防ぐというこや、 また、感染の急激な拡大を防ぐために人との接触機会を減らすというのも理解できるのですが、 どこまでやったらいいかわからない。

否定的な点。新しい生活様式は、ルールになり切れていないところ。「できるだけ」とか「可能な限り」とか、「やむを得ない場合に」とか、この手の言葉は取り外したほうがいい。 できなかったら感染する/させるリスクが上がる、ということ。できなかったら、その感染リスクを自分や周りの人に強いているということがわからないとよくないと思います。

Platform Revolutionを読みながら書く

Platform Revolutionを読んでおります。

Chapter 1 TODAY / Welcome to the Platform Revolution

出だし

In October 2007, a tiny item appeared in an online newsletter aimed at industrial designers men and women who shape the appearance of everything from coffee makers to jumbo jets. It referred to an unusual housing option for professional who planned to attend the upcoming joint convention of two industrial design organizations, the International Congress of Societies of Industrial Design (ICSID) and the Industrial Designers Society of America (IDSA).

If you're heading out to the ICSID/IDSA World Congress/Connecting '07 event in San Francisco next week and have yet to make accommodations, well. consider networking in your jam-jams. That's right. For "An affordable alternative to hotels in the city," imagine yourself in a fellow design industry person's home, fresh awake from a snooze on the ol'air mattress, chatting about the day's upcoming events over Pop Tarts and OJ.

The hosts for this "networking in your jam-jams" opportunity were Brian Chesky and Joe Gebbia, budding designers who'd moved to San Francisco only to find they could'nt afford the rent on the loft they shared. Strapped for cash, they impulsively decided to make air mattresses and their own services as part-time tour guides available to convention attendees. Chesky and Gebbia attracted three weekend guests and made a thousand bucks, which covered the next month's rent.

Chesky と、Joe Gebbia は、Airbnbの創業者。本の出だしは、彼らの創業ヒストリーから始まっている。

人との関わりを最小限にする処世術を手放す を読んだ

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① 正しさを手放す

家の近所の結構自然豊かな公園が好きで、朝散歩コースにしている。 また、その公園には鴨が10数匹程度暮らしており、鯉がいるきれいな池がある。

よりによって、そこで、宴会でもしたかのようなゴミ、コンビニのプラスチックバッグだったり、たばこの吸い殻だったり、アルコール飲料の空きアルミ缶だったり、そんなものが きれいだったはずの公園に落ちているとひどく残念な気分になる。

また、よりによって、公園の生き物に、えさをやっている人残念な人が(それも家族連れだったりして)いる。

そんな残念なことを、ここで書くことは必要ないことだし、思い出すことすら不要なものだ。

結構、自分はこういったきれいな場所を汚す人を許せない性質だと思っていて、これは正義感のようなものだと思っていた。

グッドバイブスは、こういった「正しさ」を手放すように教えてくれる。

「自分の価値観のうち、誰かを嫌いと感じたり、憎く思ったりする部分があり、それが自分に負の感情をもたらしているなら、きっと正しくないし、いまの自分には必要ないものだ!」

まず、自分が、こういった公共のきれいな場所を大切に思う気持ちは、そのまま大事にしよう。大事にする気持ちは、素晴らしいものだということは捨てる必要はない。

といって、きれいな公園を散らかす人に注意したい、行動を改めさせたいという価値観は、自分には必要ない。 人の行動を改めさせることができないから。自分に行動を改めるよう伝える能力があったとしても、散らかす人は、そのようなことを受け入れる能力があるとは思えないから。 自分にできることは、これが軽犯罪であるのだと思って、警察に通報するとか、公園の管理者に連絡するということであって、自分の正義感で、自分を苦しめることじゃない。 犯罪者であっても社会にいることは、それはそれでグッドバイブスなんだろう。そういう人がいること自体はやむをえない。そのために、法律や、ルールがあるのだし。

また、多分、知らないだけなのだと思うのだが、子供に、生き物にえさを挙げさせている光景を写真に収めている家族連れについては、犯罪者ではないのだから、 自分がうまく伝えられたらいいのかもしれない。ただ、それが自分の正義感だとか、その人の無知を啓くという姿勢である限り、やめたほうがいいのだろうと思う。 その価値観は、自分を苦しめる価値観だから。

その正義感に基づくのではなく、単に、本人に伝えられるかどうかだけ、で考えたらいいのではないか。生き物にえさをやっている人にうまく伝えるためには、 公園の管理者という立場があったほうがいいだろうし、管理者ではないなら、公園のサポーターという立場があったほうが、その人に うまく伝えられるだろう。正義感から注意をするのではなく、公園をきれいに保ちたいということだけを大事に思えばいい。

・ どれだけコミュニケーションを遮断しても、家庭や職場、その他のあらゆる場面で、自分が外様とみなした人との関わりをゼロにすることはできない。そのたびに、心に大きなストレスを抱えることになる。

社会にはこういった軽犯罪や、公園のルールを守らないような人はいるし、その程度の話はどこに行っても発生する。 幸運にして、仕事場や家庭ではそういうことは発生しないことのほうが多いが、むしろ自分の正義感は増長を始めてしまう。

危機感に頼らないと行動を変えられないのか を読んだ

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「いまは何かがなくなることはありません。どうか、冷静に対応してださい」

要は、

新型コロナウイルスがもたらす未来への恐怖感を、ある行動には適用して、ある行動には適用しないようにする」

ここでは、政府の緊急事態宣言の延長云々には触れないことにするけど、 恐怖感を与えることで、人の行動を強制するというのは、 一見、人を動かしたい側の人間からすれば、 とても便利な手法に見える、けど、その恐怖に正しく向き合うというのは結構高度な話。

ある人は、「正しくこわがる」という言い方をしているが、 正しくないこわがり方をしている人と、ずれが生じたとき、 自分のこわがり方が正しくて、そうでないこわがり方をする人は正しくない、 というような、バイアスを生じさせている面もある。

「危機感を強くもつ側と、足りないと批難された側とは、大きく分離、分断される」

本当。分断は、需要なテーマ。

「私は本当に、危機感なしには現状に対して最善の行動を選択できないのか?」 「恐れや不安を抱かなければ、この状況に対応することはできないのか?」

もちろん、答えは「NO!」です。

危機感があろうがなかろうが、怖がろうが、そうでなかろうが。感染リスクを低減する行動をすればいいわけで。

感染リスクを低減することができるかどうか、それだけの話。

恐怖や不安とはサヨナラして、 個人としては、感染リスクを低減し、自分の家族の生活を守るため、自分のできる仕事をちゃんとする。という現実とだけ、向き合っていようと思う。

「意識」を使ってよくない思考を止める方法 を読んだ

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スマートフォンで、仕事の通知を受けるのって、良し悪しだと思う。

なぜなら、通知を受けても、回答できるものと、回答できないものがある。 たいてい、何か資料をあさったり、実物を確認したり、といった行為が必要となる。必要とならないなら、すぐ回答して済ませられるけど、たいてい、回答には責任が伴うから、記憶だけで回答するわけにはいかず、結局 確認する作業が発生してしまう。

この確認する作業が必要なので、通知をもらってもどう答えたらいいか、頭の中で考えるのみで、タスクは進まない。タスクが進まないのだから、進捗はいつまでたっても0%なのにも関わらず脳は疲労する。

回答できるものについても、一言返せばいいだけのものであっても、車を運転していたり、立ち止まれなかったり、まぶしくてスマートフォン表面で日光の反射がまぶしくて読みにくかったり、など、回答できる状況ではないところから、回答できる場所や時間を探す必要が出てきたりする。

通知は、仕事で通知を受ける時間を決めてその時間に対応するのが一番効率がいい。それまで、通知を受けたままにしておくというのが非常にストレス。それこそ、GTDでいうところのIN-BOXにそっと静かに置いておくのが望ましい。

それより、僕は、もっと自分を追い込んでしまう癖があって、クレームのメールや、催促のメールをひどく恐れている。恐怖といってもいい。メールの通知があっても、その内容がクレームだったりしないか、何かのタスクの催促だったりしないか。それは妄想のはず。しかし、恐怖をひどくかきたてる妄想だ。

通知をもらっても、別にそれに恐怖の意味付けをしなければ、問題ない。単に、通知内容を次の都合がいいタイミングで確認し、回答するか、回答するタスクをGTDのシステムにエントリすればいいだけのはずだ。

「私は平安な心でいたいので、妄想をしたくありません。どうか、私の思考を黙らせる方法を教えてください!」

自分の意識に対して、こう質問をしてみるようにとの蔵園さんのブログでのアドバイス。たしかに、妄想を止める方法を考えるほうが、妄想を膨らませるよりずっとましだと思う。