ビジネスルール(理論編)

ルールのコストの種類

ルールのコストの種類についてまとめたいと思います。ルールのコストには大きく3種類あります。 ルールの維持コスト ルールの形成コスト ルールの戦略に与える影響のコスト 1. ルールの維持コスト ルールの維持コストには、ルールを守るコスト、ルールを守ら…

ルールのコスト

ルールとコストはセットで、あるルールを決めると、それに伴ってコストが生じます。 例えば、毎朝5時に起きるというルールにしたら、5時に起きられるように早く寝るか、眠くても強制的に起きるようにしないといけません。 早く寝るとすると、夜の時間が短…

二種類のルール(決定型ルールと、実行型ルール)

ルールを理論的に取り扱うために、有用な軸として決定型ルールと実行型ルールという分類方法があるので、ここで紹介しておこう。この分類は理論的なだけではなくて、IT技術を使った実装や、組織で運用する際にクリアな見通しを得ることができる優れた分類方…

会計とルール

会計は昔からバックオフィス業務であり、重要な位置づけを与えられてきたが、ルールという観点から考えて見ると、やや不思議な世界でもある。 多くの人は会計の世界をルールだらけのように見ていると思う。けど、ルールといっても構造と方法を決めているだけ…

ルールに書いていないことが何でもできるわけでもない。

前回、ルールに書いていないことはなんでもやっていいというbawbrの主張をしたものの、一つ重要な点を書き残していて、物理的(技術的)にできないことや、経済性や、倫理性、市場性の観点からできないことなど、ルールに書いていないけれども、やりたいと思…

ルールに書いていないことはなんでもやっていいのだろうか?

前回ルールは、制約をし、強制をするもので、それら(制約と強制)がないとルールとして何かがおかしいということを書いた。その裏側として、ルールに書いていないことは、なんでもやっていいということなのだろうか? 普通の常識人なら、なんでもやっていい…