プライシングの視点から見る子ども料金

子供料金をプライシングの観点から見るには、競合となるサービスと比較しないといけない。電車バスなら自家用車と、動物園などなら遊園地など他のレジャー施設と。

子供料金は、原価プラス適正利潤のプライシングや、価値価格によるプライシングでは導かれない。 

ネットの中でもゲームや、データ通信では子供料金に類する制度があるが、レジャー施設などと競合するからだと考えると理解しやすい。

 ただ、子供料金という競争価格の中でも、価値価格によるプライシングもできる。たとえば、キッザニア*1は大人の料金のほうが安い。そもそも子どもしか入れないアトラクションが多いのだから価値価格観点では当たり前だ。

顧客が得られる価値をきちんと定義することがプライシングのはじめの一歩だろう。競合があると思ったとしても、適切な分析をすることで、キッザニアのようなプライシングが実現できる。