相対取引価格の自動算出

雨の日のビニール傘を晴れの日に比べて値上げして販売することは利潤追求として合理的だが、ビールを良く飲む加藤さんへの価格を、少ししか飲まない山田さんに比べて高くすることは合理的だろうか。

合理的でない理由はすぐに考えつく。顧客ロイヤリティを損なう、回避行為が可能、など。

しかし、これらは対策も可能だし、対策のコストがすぐ見積もれるから、利益が出ればやって悪い理由はない。

ただ、一企業の力より市場の力のほうが強く、結局同じ値段に収斂することになるのだろう。あとは、収斂のスピードをどう読むかが問題になる。