戦略のない組織

戦略よりも実行が重要だという理解は、ある意味で正しい。しかし、それで戦略をないがしろにする理由にならない。ちぐはぐな施策ばかり出てくる組織は、戦略がないとまでは言わないものの、戦略をないがしろにしているとは言える。

戦略をないがしろにしてしまう原因のひとつに、規制の問題があると感じることがある。規制は、規制をテコとして活用する位置づける方法と、規制を戦略の実行コストと位置づける方法の2通りがある。

例えば、軽減税率対応は、事業者への規制の最たるものだけど、軽減税率の適用となるテイクアウトに着目しテイクアウトを他社よりも充実させるとすれば、それは規制をテコとした戦略と言えるだろうし、テイクアウトとイートインそれぞれの税率対応を低業務負担で実現するべきものと位置づければ、規制対応を実行コストとしてのみ位置づけることになる。

どちらがいいかを問題にはしないが、規制とは企業の戦略に介入するものであると言うことはわかると思う。規制過多の環境では、顧客よりも規制対応が戦略の重要な部分を占めることになることは、容易に予想される。

 

 

 

 

dカードプリペイドに申し込んでみた

docomoユーザなので、dカードのクレジットカード版は保有していたのですが、 いまだ現金利用が廃れない理由を確認するために、dカードプリペイドに申し込んでみました。 おそらく、現金利用の一番の理由は、家計上の予算統制なのだと思うので、 それはプリペイドカードが一番近いかな、と思うのです。 とはいえ、予算枠に達しなかったらその残りの予算を別に振り替えるということが現金の場合できるわけだけど、 プリペイドカードだとそれはできないです(補充額で調整するしかない)。 その代わり、決済スピードが上がるので、それはそれでメリットがあるような気もします。

家計上の予算統制というのは、科目別に封筒に現金を袋分けしておいて、その枠内で家計をやりくりすることで、節約法としてよく取り上げられる方法です。この方法は、予算重視、統制重視の手法として優れているのですか、現金を前提とした方法なので、キャッシュレス決済を前提とすると破綻します。キャッシュレス前提でも成り立つ方法が求められているのが現状です。

予算統制という意味では、ポストペイド方式や、デビットカードのような方式よりも、袋分け工程があるプリペイドカード方式が良いような気がします。

もちろん、日常生活用のお金ではなく、やや大きめの支払い、旅行とか、電気製品などはデビットカードである必要がある気がします。ここらへんはもう少し考えます。

iDを選んだのは、一番記録が充実していることで、SUICAのように、物販とあるだけでは記録としては物足りないのですが、iDなら店舗もわかります。

なんとかペイは便利なの?

外国人のインバウンドユースだったら、国際共通ブランドのほうがいいし、日本在住者の日本国内のコンビニ的な利用ならFelicaが最速だと思う。なんとかペイが使えるとうれしい場面は、個人間決済なんだろうと思う。そうなるとわかりやすさでは、現金が最強。現金のデメリットである管理の煩雑さや、不潔さを防ごうとすると、ネット銀行の振込が次となるが、一見さん対応はできない。

とすると、一見さんの多い小規模飲食店で、現金を触りたくないワンオペ営業が本来の顧客となる。とすると、食券置き換えが主戦場となる。

でもさ、小規模店舗や、個人間決済でもFelica使えるようにするか、外国人にもFelica使いやすくする方が良かったんじゃないかと思う。

なぜ、Felicaガラパゴス化したかについて、なかなか辛い反省作業だ。

売店舗側の導入コストや審査がネックなのは、規模の経済を取れなかった経営の問題にならざるをえない。今更だが。

[回答]スマートフォンの将来、日本企業に足りないもの、FeliCa輸出失敗の裏事情 | GGSOKU – ガジェット速報

 

 

 

呼びかけてから話が始まらない人

人に呼びかけておいて、用件が始まらないと、いらいらする。こちらの出方を探っている場合もあるだろうし、話の組み立てに思案している場合もあるだろう。と言って、いらいらするから早くとせかせても、萎縮するだけで解決しない。機嫌が良い事を示しながら笑顔で促すスキルを常に発揮出来るようにしたい。

相対取引価格の自動算出

雨の日のビニール傘を晴れの日に比べて値上げして販売することは利潤追求として合理的だが、ビールを良く飲む加藤さんへの価格を、少ししか飲まない山田さんに比べて高くすることは合理的だろうか。

合理的でない理由はすぐに考えつく。顧客ロイヤリティを損なう、回避行為が可能、など。

しかし、これらは対策も可能だし、対策のコストがすぐ見積もれるから、利益が出ればやって悪い理由はない。

ただ、一企業の力より市場の力のほうが強く、結局同じ値段に収斂することになるのだろう。あとは、収斂のスピードをどう読むかが問題になる。