ためしに、わかりやすく書いてみる 予算の先議権的な議論

大日本帝国憲法衆議院における予算の先議権は、単純に順序だけの問題に見えて、その実は、とても強い権限だということを理解するべきだ。

まず、予算は非常に重要である。内閣は予算がないとまったく動けなくなる。先議権により、衆議院が内閣予算を棚ざらしにすれば、内閣を潰すことができる。

次に、先議した衆議院の意思は、貴族院に押し付けられることになる。たとえば、衆議院多数党が軍拡を主張し、貴族院多数党が軍縮を主張しているばあい、軍拡の主張は衆議院で予算として含められる。貴族院軍縮にする案にすることはできず、軍拡予算を認めるか、前年予算のどちらかを選ぶことになる。たとえ、貴族院軍縮予算にしたとしても、衆議院で可決されることはないから、前年予算が執行*1されるだけである。衆議院の主張と矛盾しない限りで貴族院は予算を変更することができるだけだ。

 

上の説明の展開は、先議権が重要な問題である予算を取り扱う権利で、かつ、先議権がない貴族院衆議院に対して選択肢を狭められてしまうことを示してみた。抽象化して、権利とは他の人の自由を奪うものだということも説明してもいいかもしれないが、抽象的すぎるとついていけなくなる。このあたりの考察は次の回にしようとおもう。

ともあれ、わかりやすいということを分解すると、その問題が重要であることが示されることと、効果があることを示すことが必要なんだろう、ということまで今回例示できたと思う。

*1:大日本帝国憲法では、予算案が議会を通らなかった場合、前年と同じ予算が執行される。

Nozbeのカテゴリについて

Nozbeのカテゴリは、GTDのコンテキストとして使うのがセオリーだと思っています。 しかし、最近は少し違う要素も取り入れていて、いろいろ試しています。

現在のコンテキスト型のカテゴリは@と:を先頭にするカテゴリで、置かれている環境によって取り組むべきタスクを分けています。 @は場所系、:は使えるデバイス別のコンテキストです。 !は、コンテキスト型といえなくもないのですが、消費する精神的リソースの種類によって分けています。 (waiting for)や、(no task)は、誰かに指示や依頼をしたもので、待ちの状態になっているもの。 Accountabilityがあるものはwaiitng forで、Accountabilityもないが興味がある程度のものは(no task)とする整理です。 IFTTTとEvernote Remindersは、タスクの入ってくる入り口別ですので、コンテキストとは趣旨が違います。 ?Bossと?Clientは、上司やクライアントの意向を確認するタイプのものです。

  • @Office
  • @My house
  • @Train
  • @Meeting
  • @Mail
  • @Local
  • @Trip
  • @Travel
  • :Printed Material
  • :iphone
  • :computer
  • (waiting for)
  • (no task)
  • IFTTT
  • Evernote Reminders
  • !決断
  • !気持ちの切替え
  • !ルーチン
  • !集中
  • !休憩
  • ?Boss
  • ?Client

自分の役割が変わると、それぞれの登場機会が変わるので、ずっと同じ使い方をしているわけではないのですが、 ある程度、自分の管理したいカットでカテゴリが切られていないとなかなか使いづらいものです。

TogglにiPhoneでNozbeのタスク名を連携させる方法(workflow)

Togglは、iPhoneで使うとタスク名を記録するのが面倒だ。

プロジェクト名は、NozbeのプロジェクトとGoogle Spreadsheet経由で連携させているので、選択するだけでいいのだけど、プロジェクトに属するタスクはiPhone上で入力しなければならないという入力の手間がかかる。

環境によってはこの問題は解決されていて、Nozbeのウェブ版に、Togglのchrome extensionを付加することができる。

しかし、iPhoneのアプリの場合はそれができない。

そこで、iOSのアプリworkflowを使うことで、iOSのNozbeアプリからTogglのStart/Stopができるようになったので紹介したい。

テクニックとしては、togglのAPIをworkflowで呼び出しstart, stopをかける、というもの。

 

workflowのactionで、get contents of URLを使う。

https://www.toggl.com/api/v8/time_entries/start

f:id:bawbr:20180503142600p:imagef:id:bawbr:20180503142606p:image

また、workflow typeをaction extensionとしておく。nozbeのタスク名を開いた状態で、共有、workflowを選べば、togglにタスク名が連携されるという仕組みとなる。

 

 

 

 

 

忙しいとタスク管理ができなくなる病(やまい)

大抵忙しいと、タスク管理ができなくなるという矛盾があります。タスクの主導権を奪われてしまっている状況では、管理をする権限も奪われていると言ってもいいかもしれません。しばらく前に、このような状況に陥ったので、反省も兼ねて、ここに記録しておきたいと思います。

自分がプロマネをしているプロジェクトが2つあり、片方のリソース(ここでは人のこと)がアサインができないものの、提案し受注している手前、人がいないということを理由にクライアントに遅延を説明することができず、自分で作業せざるをなくなり、本来自分がするべきプロマネの仕事をおろそかにしてしまうという恥ずかしい状況になりました。

このクライアントは、コンサルタント側の事情は一切気にしないタイプの大手企業で、社内事情を優先し、社内手続きのために、お金を払わずにコンサルタントを待機させることに罪悪感も感じないのでした。このようなクライアントとは、早急に手を切るべきだというのが自分の中の原則です。

しかし、この自分の原則の正しさを社内で説得できず、無理して受注し採算性も悪いプロジェクトでかつ、リソース不足という悪夢が始まりました。ここで、負け戦が始まったわけですが、それでもタスクの主導権を自分が握っていれば良かったものの、主導権を取り返すのに大変苦労しました。

忙しい→遅延する→クライアントに負い目を感じる→主導権を取り返すための提案に説得力が生まれない→無理を抱え込む→社内にヘルプを依頼するための管理が後手に回る→社内にヘルプが頼めない→忙しい

このような悪循環は、クライアントに負い目を感じるというところが一番のポイントで、これさえなんとかできれば、次の主導権を取り返すための提案をすることができるのです。今回は、クライアント側の予算の状況が変わったため、プロジェクト自体を停止させるという方向に持って行き、主導権を取り返したのです。あまり、清々しい方法ではありません。本来なら、クライアントに負い目を感じるというような場面は、あらゆるリソースを使って付加価値を示し、主導権を取り返せばいいのだろうと思います。スピード勝負や、体力勝負の世界では、挽回は難しく、正攻法でいくならなんらかのの付加価値の訴求がいいと思います。

大企業だとコンサルタントの力量以上に組織の力が強いので、組織の付加価値訴求が挽回の一手となるでしょうから、この力を伸ばしていかなければ、と反省した出来事でした。

 

 

結局docomoを継続することになりました。

MVNOに乗り換えようかといろいろ検討していたのですが、結局docomoを継続することにしました。3つ理由があって、家の光回線がドコモひかりにしていたことで、固定電話の電話番号が変わってしまうというトラップにハマっていたこと。もうひとつは、子供が中学に進学するので、iPhoneを買ってあげたいと思った時に、一番安く手に入れられると考えたこと、です。最後は、仕事でも使う回線で、品質面で不安な選択をしたくなかったこと、です。

最後の理由は、そこまで強い理由ではないので、どこかでMVNOを試さないと、と思っています。多分、今回docomo回線を解約してSIMなし運用をしているiPadのSIMをMVNOにしてみようかと思っています。これだと、通信品質が悪くても大丈夫だろうし。

ドコモひかりに問い合わせをしてみた

ドコモひかりに電話をしてみました。今ドコモひかりを契約していているのですが、電話はNTT東日本になっているので、その状況を確認したかったからです。

151に電話してみて、問い合わせをしたところ丁寧に回答していただけました。

・2016年2月に自分契約した内容は、回線はドコモひかりで、ひかり電話サービスをNTT東日本が提供しているということでした。

・もし、光コラボの他の事業者に変更するとなると、ひかり電話も解約・新規契約となるので、電話番号が変わるとのことです。

・また、2016年4月からはドコモひかりがひかり電話サービスを提供しているので、NTT東日本から、ドコモひかりのひかり電話サービスに移る手続きもできるとのことでした。

携帯電話もドコモを使っているのですが、契約して2年間経ったので、キャリアの見直しをしているところです。ひかり電話や、ドコモひかりとセットにすることで得ていた割引が、携帯電話のキャリアを変えると得られなくなってしまうので、思案どころです。