ビジネスルールアプローチで6つのビジネス課題に立ち向かう

ビジネスルールの大家として高名なロン・ロスのコメンタリで、古いものだけど、最近読み直して引っ掛かりを感じたものがあったので、ここにメモとして書いておきたい。

原文はこちら。

www.brcommunity.com

6つのビジネス課題

  1. 勝手ルールの存在による混乱・非効率(Consistency)
  2. 基盤となるビジネスコンセプトの誤解
  3. ビジネスルールがいろいろなところに存在していてアクセスが容易でないこと
  4. 大規模な差別化
  5. ビジネス環境変化の加速に追従していくこと
  6. 退職による知識の散逸

前回、未発見のルールの獲得に関し、チラッと触れたけど、ロン・ロスがターゲットにしているビジネス課題には含まれていない。このことは、ビジネスルールの発見が大事ではないということではなく、一緒くたに考えてはいけないということなんだろうと思う。いずれも既知のルールをどう徹底するかという問題だ。

既知というのは、正確でないかもしれない。充足理由律(*1が、満たされているルールは当然既知であるが、充足理由律が満たされていないルールが満たされているルールと同程度に経営に利用できるかというとそうではない。この点が二つのレイヤを分けている。